太陽光発電モジュールの国内出荷量、3年連続の減少、ピーク期の6割に
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太陽光発電協会(JPEA)は5月、2017年度の太陽電池出荷量に関する調査結果を発表しました。ピーク期の2014年度には9872MWもの出荷量がありましたが、2017年度には5670MWと約6割まで減少しており、FITの価格低下が大きな要因であると考えられます。
太陽光発電モジュールの国内出荷量、2014年度をピークに減少
2012年から始まった固定価格買取制度(FIT)は、高額に設定された買い取り単価を背景に、太陽光発電の普及を急速に後押しました。しかし、その負担額は年々と膨れ上がり、2018年度の再エネ賦課金は6年連続の上昇で2.90円/kwhとなりました。これは、月に300kwh利用する一般的な家庭の場合、年間では10440円、月間では870円という金額負担になります[関連記事]。
この負担減少のため、FITによる買い取り単価は年々と下がっていき、2012年度の当初は40円であったのが、2018年には18円と半額以下になっています(10kW以上2000kW未満)。そのため、国民負担の軽減は期待されるものの、ビジネス環境の急激な変化により、市場が大きく縮小していると考えられます。
こうした中、太陽光発電協会(JPEA)は、2017年度の太陽電池出荷量に関する調査結果を発表しました。2017年度の太陽光発電モジュールの国内総出荷量は5246MWで、前年対比83%まで縮小しました。
2011年(1404MW)から2014年(9216MW)までの3年間は、FITの後押しもあり、国内出荷量は6倍以上と大幅に増加していました。しかし、そこをピークに減少に転じており、2017年度には5670MWとなりました。3年連続の減少となり、これはピーク期(2014年)の約6割の規模となります(図1)。

図1 太陽電池の国内出荷量と総出荷量の推移(年度値)
日本企業モジュール、住宅用や発電用など全てのセグメントで減少
2017年度第4四半期における太陽光発電モジュールの国内出荷量は1376MWとなり、前年同期比で26%の減少となりました。この中で日本企業によるものは、住宅用途が188MW(前年同期比25%減)、発電事業が355MW(前年同期比24%減)、一般事業が241MW(前年同期比36%減)となりました。全てのセグメントにおいて、出荷量が縮小していることが分かります。
一方で外国企業の場合、住宅用途は86MW(前年同期比8%増)、発電事業が334MW(前年同期比44%減)、一般事業が172MW(前年同期比76%増)となりました。発電事業は縮小しているものの、住宅用途や一般事業は増加しています。ただ、発電事業の縮小が大きく、合計としては24%の減少となります(図2)。
なお、発電事業とは「売電を目的とした500kW以上の出力の発電装置」であり、一般事業は「オフィス、工場、学校、病院、役所、公共施設等に設置される発電装置 (500kW未満の地上設置を含む)」となります。

図2 モジュールの用途別国内出荷量(MW)
モジュールの輸出量は、前年同期比57%の増加
セルとモジュールの輸出量を見ると、セルは49087kWとなり前年同期比11%増となります。また、モジュールに関しては47144kWと前年同期比57%の増加となります。モジュールにおいては、特に北米において伸びが著しく、前年同期と比較して約4倍になっています(図3)。そのため、輸出に関してはセルとモジュールの双方とも、増加していると言えます。
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