九州電力、「出力20kW未満の風力発電設備」も出力制御の対象に
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3月7日、九州電力は「固定価格買取制度に基づく風力発電設備の指定電気事業者」に指定されたと発表しました。これにより3月7日以降、出力20kW未満の風力発電設備についても、年間720時間を上限に無補償での出力制御に同意することが前提となります。
九州電力が風力発電設備の指定電気事業者に
九州電力が「風力発電設備の指定電気事業者」に指定されたことにより、全ての規模における風力発電が出力制御の対象となりました。これにより、平成29年3月7日以降の接続契約申込みでは、20kW未満の風力発電であっても、年間720時間を上限に無補償での出力制御をすることが必要になりました。なお、中国電力も同日(3月7日)に「風力発電設備の指定電気事業者」に指定されています。【関連記事】
これまで、出力制御の対象は20kW以上の風力発電のみでした。しかし今後は、申込量が接続可能量である180万kWを超過する可能性が出てきたので、対象範囲が広がった形となります。ただ、現状(平成29年2月末時点)では申込量が140万kWのため、接続可能量(180万kW)を超過しておりません。ただ、接続検討回答済の50万kWを含めると190万kW(140+50)となるので、180万kWを超過する可能性があることから、風力発電設備の指定電気事業者の指定を受けています。
なお、前述の通り現状では180万kWの接続可能量を超えていない状態ですが、今後、申込み量が180万kWを超えた後は、無制限・無補償での出力制御に同意することが必要となります(図1)。
風力発電設備の指定電気事業者とは
年間720時間(30日)を超えて出力の抑制を行わなければ風力発電設備により発電された電気を追加的に受け入れることができなくなることが見込まれる電気事業者として経済産業大臣が指定する電気事業者

図1 出力制御の適用の考え方 出典:九州電力
接続検討申し込みまで含めると450万kW以上
これまで、九州電力における風力発電の接続検討・契約申込は順調に増加傾向にありました。2016年3月には24万kWであった接続契約申し込みは、2017年2月末には77万kWと3倍以上になっています。また、接続検討申込みについては、2016年3月の155万kWから2017年2月末には321万kWと2倍以上になっています。接続済と承諾済を含めると、2017年2月末時点で461万kWもの規模となり、7割近くを接続検討申し込みが占めています。
ただ、実際の接続済量や承諾済の量は、この一年間ほどで変化は少ないです。接続済みに関しては、2016年3月の47万kWから2017年2月末には49万kWと微増であり、同期間における承諾済み量も13~15万kW付近の推移とほぼ横ばいです(図2)。

図2 風力発電の連系に係る状況 出典:九州電力
出力制御の見通し、50万kW超過で396時間
九州電力によると、風力の接続量が180万kWを超えて、追加で接続された場合の出力制御時間等の見通しは、50万kW 超過の場合は396時間の出力制御、2.7%の出力制御率となっています。出力制御率とは、 「出力制御電力量/出力制御を実施しない場合の発電電力量」となります。
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一般社団法人エネルギー情報センター
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